夏野菜(トマト・ナス・ピーマン・キュウリ・ゴーヤなど)は、本来なら気温が上がるほど勢いが出る作物。 それなのに 花は咲くのに実がつかない… という相談は毎年必ずあります。
実がつかない原因は、ほとんどが次の5つに当てはまります。
① 高温障害
夏野菜は暑さに強いイメージがありますが、 35℃を超えると花粉が死んで受粉できなくなります。
特に影響が出る野菜
- トマト
- ピーマン
- ナス
- ゴーヤ
症状
- 花がポロッと落ちる
- 実が小さいまま止まる
- 形がいびつになる
対策
- すだれ・遮光ネットで直射を弱める
- 朝の涼しい時間に水やり
- 株元のマルチで地温を下げる
最近の夏は野菜にも暑すぎることがあります。とにかく温度を下げることを意識しましょう。
② 肥料不足(特にチッソ不足)
夏野菜は成長が早いので、 肥料切れになると花は咲くのに実が太らなくなります。
症状
- 葉が薄い黄緑色
- 花は咲くが落ちる
- 実が小さいまま止まる
対策
- 追肥をこまめに(7〜10日ごと)
- 液肥で即効性を補う
- マルチで肥料流亡を防ぐ
夏野菜は案外と肥料が必要になってきます。
こまめに撒くのが大切です(*’ω’*)
③ 水不足(乾燥で花が落ちる)
夏野菜は根が浅いので、 乾燥すると一気に花が落ちます。
特にキュウリ・ゴーヤは水切れに弱いです。
症状
- 葉がしおれる
- 花がポロポロ落ちる
- 実が曲がる
対策
- 朝夕の2回水やり
- 株元にワラ・マルチ
広い畑の場合はなかなか水やりが大変ですが…潅水設備を使って頑張りましょう!
④ 株が混みすぎ(風通しが悪い)
葉が茂りすぎると、 花に日光が当たらず、受粉も弱くなります。
症状
- 花が内側で咲いている
- 実がついても落ちる
- 病気が出やすい
対策
- 余分な脇芽を取る
- 下葉を整理する
- 風が通るように誘引する
これを防ぐためには葉やわき目を取ってやる必要があります。
時間がかかる作業ではありますが、少しづつやっていけば株の勢いも維持することができ、実をたくさん収獲することができます。
⑤ 害虫によるストレス(ハダニ・アザミウマ)
夏の高温期は害虫が爆発的に増えます。 特に アザミウマは花の中に入り、受粉を邪魔します。
症状
- 花が茶色くなる
- 葉がスカスカになる
- 実が奇形になる
対策
- 早期発見(葉裏チェック)
- 粘着トラップ
- 予防的な防除
夏の虫を防ぐのは大変難しいことです。
正しい防除や早めに卵や成虫を見つけることが大切です。できれば毎日野菜の様子を見てやることが大事です。
🌱 まとめ:原因は“環境ストレス”がほとんど
夏野菜の実がつかない原因は、 高温・乾燥・肥料切れ・株の混みすぎ・害虫 この5つがほとんどになります。
特に 35℃以上の高温障害は、家庭菜園でも農家でも共通の悩みです。
夏野菜は「暑さに強い」イメージがありますが、実は高温には弱かったりします。 花が落ちるときは、まず気温と水分をチェックしてみてください。
それでは皆さんまた次回!

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