番外の柴三郎   職人のこだわり

番外

「約40分混ぜ続けた最後の一秒、この練り豆腐をもう一度混ぜるかどうか迷う」

「焼き鳥を焼いている間は集中していてしゃべれない。最後の一瞬焼くのか、火から外すのか迷う」

もう三年くらい前のことでしょうか。とてもおいしい練り豆腐を作られている料理人さんととてもおいしい焼き鳥を作る料理人さんから聞いたお話。

凄まじいこだわり。仕事に本気。まさに職人、プロそのもの。

そのお話を聞いて。

私は農業にそこまでこだわっているだろうか?

肥料の量を一振り単位でこだわっているか?

草の一本まで取り除いているか?

水やりの時間を一分一秒こだわってできているか?

到底できていない。

仕事は好きだが、プロとは言えない。

仕事は人が人生で一番時間をかけるものだと思います。

そこでこだわれる人は、人生をこだわれる人。

こだわった分だけ後悔のない、満足のいく人生を送ることができると思います。

私も農業にこだわりたい。せっかく選んだ仕事を、独立までして始めたものを中途半端では終わらせたくない。そう強く思います。

このお話はいまだによく思い出します。

私は今日をこだわって仕事できたでしょうか。

一日の反省はよくこの問いかけから始まります。

長々と申し訳ありませんでした。お読みいただきありがとうございました!

アグリステンバイ!

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